絵本を教材にして英語を楽しそうに学ぶ親子=徳島市のふれあい健康館

 乳幼児を対象に、徳島市のふれあい健康館が開いている「親子で学ぶ英語講座」が人気を集めている。グローバル化が進む中、就学前からネーティブの講師が注ぐ英語のシャワーを浴び、英語が好きになってほしいという親の願いがあるようだ。

 生後6カ月~1歳半と、2~4歳の乳幼児と親を対象とした2クラス。講師は徳島市内で英語教室を開いている木内祐子さんと、同教室で講師として働くカナダ人。2009年に2~4歳のクラスを開講したところ好評だったため、16年に生後6カ月~1歳半のクラスを追加した。

 講座のテーマは起床から就寝までの日常生活。コミュニケーションを重視し、講師が絵本などを手に、身ぶり手ぶりを交えて英語を発すると、親子が後に続いてしゃべる。原則として日本語を使わず、約40分間繰り返す。

 歌やダンスの教材を使う時は、リズムに乗せて体を揺らしたり、部屋の中を歩いたり。子どもの集中力が続かなくても無理強いせず、授業を進める。

 木内さんは「実践的な『聞く』『話す』を中心とし、英語への苦手意識が生まれないように努めている。個々の子どもに合う指導を続けたい」と話す。

 10月からの新規講座で学ぶ親子を募集中。生後6カ月~1歳半の講座は12月までの6回。受講料3600円、教材費2500円。2~4歳は来年3月までの12回。受講料7200円、教材費3千円。

 問い合わせは、ふれあい健康館<電088(657)0194>。