阿南市椿泊町の椿泊小学校と美波町の伊座利小学校で15日、1人だけの6年生を送る卒業式があった。卒業生は在校生や保護者らに見送られながら、学びやを巣立った。
椿泊小では、藤目優花さん(12)が卒業式に臨んだ。林慎二校長が卒業証書を手渡し「自分ができること、することを考え、一生懸命に取り組んでほしい」と激励した。
在校生8人から感謝の言葉を掛けられ、藤目さんは「小学校で過ごした日々を胸に、中学校でも一歩ずつ進み、頑張りたい」と晴れやかに話した。
式終了後、藤目さんは在校生らに拍手で見送られ、両親と共に母校を後にした。
伊座利小の卒業式は、併設の由岐中学校伊座利分校と合同で開かれ、楠本なつみさん(12)が、住民ら50人から祝福を受けた。
遠藤直人校長が卒業証書を手渡し「小学校で培った知識や経験を基に、確かな一歩を踏み出してほしい」と言葉を贈った。在校生や中学生からもねぎらいの言葉を受け、楠本さんは「中学校ではたくさん学び、いろんなことに挑戦したい」と笑顔で応えた。