学校行事の写真や卒業生らの寄稿文を掲載した八千代小の「休校記念誌」

学校行事の写真や卒業生らの寄稿文を掲載した八千代小の「休校記念誌」

 3月末で休校するつるぎ町半田の八千代小学校の卒業生らが「休校記念誌」(A4判、76ページ)を作った。母校の楽しかった思い出などをつづっており、19日に開かれる休校式の出席者や地域住民らに配る。

 八千代小は1876(明治9)年に下喜来小として創立され、卒業生2322人を送り出した。1976年に創立100周年記念の「百年誌」が発行されており、休校記念誌はその後の40年間に焦点を当てた。

 学校の沿革と75年度以降の教職員、卒業生の名簿と集合写真を掲載。海水浴や餅つき大会の写真もあり、当時の学園生活の様子をうかがうことができる。

 卒業生や勤務した教職員の寄稿では、自然に囲まれた学びやで過ごした日々について「学年関係なく友達のような兄弟のような毎日が楽しかった」などとつづられている。最後の在校生となった5年森口瑠珂(るか)君(10)とひかり君(8)の兄弟は、教職員みんなと食べた給食や住民らと汗を流した運動会の思い出を振り返った。

 記念誌は町教委や住民らでつくる実行委が500冊を発行。校区内の全世帯約180戸に配るほか、希望者には千円で販売する。