難聴者の支援について理解を深める研修会が19日、徳島市の県立障がい者交流プラザであり、県内の福祉関係者ら約60人が補聴援助機器の使い方や効果を学んだ。
補聴援助機器メーカーの担当者らが、音声磁場を発生させて補聴器利用者らの聞き取りを補助する「磁気ループ」や、音の広がりを制限して難聴者が感知しやすい明瞭な音に変えるスピーカーといった機器の仕組みを説明。参加者は設置方法や使い方を熱心に質問しながら効果を確認していた。
参加した県男女共同参画・人権課の内海三枝子係長は「機器が普及すれば難聴者への理解も深まると思う。催しで活用したい」と話した。
研修会は障害者差別解消法が4月に施行されるのを前に、同プラザ視聴覚障がい者支援センターなどが初めて開いた。センターは機器の無料貸与も行っている。