つるぎ町半田東久保の神宮寺ホールで、ろう工芸作家中野慶子さん(64)=同町半田天皇=の個展「蝋の花展」が開かれている。4月3日までで、入場無料。
ろうを溶かして作った細かなパーツを組み合わせた作品約30点を展示。バラやコスモスなどを表現した高さ約1・5メートルの大作は、さまざまな色のろうで精巧に作った花びらや葉の周りに阿波踊りの踊り子や天女の人形を配置し、華やかな雰囲気を演出している。
会場では3月21、27日の午後1時から、ろうで花を作る体験講習(材料費1800円)がある。中野さんは「色や形を自由に表現できるろう工芸の魅力を味わってほしい」と来場を呼び掛けている。