菜の花が見頃を迎えた神山町上分の江田集落で20日、「菜の花まつり」(実行委主催)があり、多くの観光客でにぎわった。
約2・5ヘクタールの棚田には、住民が昨年10月に植えた菜の花がそよ風に揺れ、春の日差しを浴びて輝いている。実行委の上萩(かみはぎ)博宣さん(66)によると、今年は暖冬や急激な寒波の影響で昨年より2割ほど花が少ないという。しかし、棚田に広がる花畑は圧巻で、訪れた人は写真を撮るなどして楽しんでいた。
会場周辺でウオーキング大会が行われ、集落の住民25人があめ湯を振る舞った。初めて訪れた神山町出身の多田泰輔さん(27)=石井町石井、会社員=は「棚田の面積が広く、菜の花畑の迫力がすごかった。地元の魅力を再発見できてうれしい」と話した。