モニター越しに、ベトナムのバイヤーに商品の説明をする中川さん=那賀町のきとうむら

 那賀町出資の食品加工会社きとうむら(同町木頭出原)は21日、テレビ会議システムを活用し、ベトナムのバイヤー向けに商品説明会を開いた。バイヤーはモニターを通して商品の説明を聞きながら、特産木頭ゆずの加工食品を試食。価格や食べ方、調理法などについて質問していた。

 県の「SO(サテライトオフィス)型テレワーク実証事業」の一環として実施。県産品の海外進出を支援するコンサルタント会社で、きとうむらにSOを置くブレインワークス(神戸市)が仲介した。同社のテレビ会議システムを利用し、ベトナム最大の都市ホーチミン市にあるオフィスに、現地バイヤー約10人を招いた。

 きとうむらは事前に送っていた木頭ゆずの果汁、ポン酢、マーマレードやおからクッキーなど7品目について、風味の特徴や料理への活用例を紹介。バイヤーは試食しながら「ポン酢は天ぷらに使えるのか」「ユズ果汁は水と砂糖で割ればおいしいのでは」などと次々に質問したり、提案したりしていた。

 きとうむらの中川公輝取締役(53)は「途上国には価格面で割高感を感じるかもしれないが、富裕層や現地に駐在する邦人らにアピールできれば」と話した。

 ブレイン社は昨年11月から、きとうむらにSOを置いている。