鳴門市大麻町中馬詰の畑で、赤や黄、ピンクなど色とりどりのチューリップ約5千本が咲き始め、地元の人たちが足を止めてめでている。見頃は今月末まで。
切り花農家の小川寿男さん(70)が昨年11月、新たに栽培を始める約20品種を、試作のために植えた。花びらの多い「ラルゴ」やオレンジ色の「モンテオレ」などが咲き誇り、畑の一角は明るいカーペットを敷き詰めたように光り輝いている。
近くの堀江南幼稚園の園児が見学に訪れ、花の香りをかぐなどして春の訪れを喜んでいた。同園の松浦向葵(ひまり)ちゃん(6)は「ピンクのチューリップが特にきれいだった。甘い香りがした」と話していた。