都市部に住む人らに県南での生活や仕事を体験してもらうモニターツアーが19~21日、海陽町であり、東京都などの男女4人が訪れた。
一行は同町の約2キロ沖合で鞆浦地区に伝わる伝統漁法・大敷網漁に挑戦。漁師と一緒に、大量のブリやイシダイ、アジなどがかかった網を引き揚げた。漁の後は漁師がさばいたブリの照り焼きや刺し身に舌鼓を打った。
このほか、特産品の促成キュウリを栽培する最新式のビニールハウスを見学したり、スタンドアップパドルサーフィンを体験したりした。
都内の会社員南香名子さん(46)は「漁業や農業の仕事ぶりを体感でき、勉強になった。漁師のチームワークの良さに感心した」と話していた。