徳島大の卒業式と修了式が23日、徳島市のアスティとくしまであった。5学部と大学院の計1715人が希望を胸に巣立った。
香川征学長が卒業生と修了生の代表者計19人に学位記を手渡し「仕事の現場で洞察力や行動力、瞬発力、コミュニケーション力といった力を付けながら、研さんを積んでほしい」と激励した。
卒業生らを代表し、薬学部創製薬科学科4年の丹羽(にわ)莞慈(かんじ)さん(23)が「大学生活ではかけがえのない友人や先生に出会えた。社会では人の役に立つことを第一に考え、貢献していきたい」と抱負を述べた。
5学部の卒業生は計1230人で、内訳は総合科学249人、医274人、歯44人、薬82人、工581人。修了生は博士前期課程が438人、博士後期課程が47人となっている。