町議たる者、スーツぐらい自分のお金で買おうよ。誰かがそう言い出せば、それでおしまいか、と思ったら、そうはいかないようである。今回も町が補助金を出すという。改選のたび、町議会でスーツをそろえるのが、合併前からの慣例らしい

 東みよし町の説明は歯切れが悪い。「服装をそろえることで、研修や視察の受け入れ先の印象を良くする」。はて? だから購入補助という理由には、まるで聞こえませんが

 町議会の議長はこう言っている。「4年に1回の購入で、高価なわけでもない」。だったら補助はいらない。服装を統一した方が見た目にきれい、と議長は主張する。だとしても、補助を受けてまで必要ですか、そんな服

 見積額は1人当たり4万4千円。町が半額の2万2千円を持つ。議員14人分で計30万8千円。当初予算73億円余りの町の財政からすれば、「そのくらい」との意識があるのだろう

 しかしお気づきか。補助金スーツには、漏れなく「町民の不信」もついてくる。不要不急、無駄遣いは明々白々。このご時世、「そのくらい」の無駄が削れないとは、チェック機関の名が泣く

 議員報酬は月3万円増額された。晴れ着の費用ぐらい自前で当然。小欄が町民なら、こうも思う。14日の町議会本会議にはきっと、補助金カットの修正動議が出るんだろうな、って。