原勇輝

 重量挙げの世界大学選手権(20~23日・ポーランド)男子77キロ級の日本代表に、徳島科技高出身の原勇輝(中大3年)が選ばれた。世界大会初出場となる原は「東京五輪に向けてアピールできるチャンス。力を出し切り、良い結果を残したい」と意気込んでいる。

 原は3月の全日本学生選抜、4月の全日本学生個人選手権で優勝。5月の全日本選手権では社会人選手に次ぐ2位に入るなど好成績を収めていることが評価された。男子は原を含め4階級の5人、女子は5階級の7人が代表に選ばれた。

 原の自己ベストはスナッチ141キロ、ジャーク176キロ。最近の練習ではこの記録を上回る145キロ、180キロを挙げるなど好調を維持しているという。世界大学選手権での日本大学記録(146キロ、180キロ)更新も視野に「目標とする記録を挙げられれば順位もついてくるはず。優勝を狙いたい」と話している。

 原の出場する男子77キロ級は21日に行われる。