関西広域連合や関西圏の経済団体、観光推進団体などが24日、「関西国際観光推進本部」を発足させた。官民が連携して関西のインバウンド(訪日外国人旅行者)拡大を図るのが目的で、海外での情報発信などに取り組む。徳島からは県、県商工会議所連合会、県観光協会が参加している。
推進本部は自治体や経済団体、国の出先機関など60の団体、組織で構成。事務局は関西地域振興財団に置く。大阪市の大阪国際会議場であった設立会議では、関西経済連合会の森詳介会長、関西広域連合の井戸敏三連合長を本部長に選出した。
森氏は「関西に行きたいという外国人は年々増えている。団結を強め、旅行客の上積みを図りたい」とあいさつ。井戸氏も「関西の観光推進を図る母体として活用していこう」と述べた。
2016年度の事業計画として、観光庁が認定した関西の広域観光周遊ルート「美の伝説」の認知度向上や各国旅行博、商談会への共同参加、宿泊施設の確保に向けた宿泊可能施設の情報共有、マーケティング調査や外国人観光客の動態調査に取り組む。