三好市が解体する方針を決めたサンライズビル=三好市池田町マチ

 三好市は10日、外壁などに石綿(アスベスト)が含まれていたため耐震改修工事を延期していた「サンライズビル」(同市池田町マチ)について解体する方針を明らかにした。ビル自体が老朽化している上、石綿除去にも多額の費用がかかることから、改修を断念した。小規模な施設への建て替えを検討する。
 
 この日開かれた市議会9月定例会議で、柿岡敏弘氏(新和会)の一般質問に黒川征一市長が答えた。

 市によると、ビルには現在、市中央図書館のほか、介護サービス事業所など3事業所が入居しており、市は本年度末までに退去するよう求める。12月にも解体工事の設計費を予算化し、来年度に取り壊す予定。

 市は解体工事と並行し、跡地に建設する新施設について、住民や各種団体から意見を聞いて中身を具体化させる。黒川市長は「市民の声や職員アンケートなどを考慮し、総合的に判断した」とした。

 市は7月下旬、サンライズビルの在り方について市民の意見を聴く会を開いたほか、市職員へのアンケートを実施。市民からは早期の対応を求める声が多く上がり、アンケートでは92%が「解体すべきだ」と答えた。

 ビルは鉄筋コンクリート地上7階、地下1階建て延べ1万1315平方メートルで、民間の商業ビルとして1979年に建設。2015年に市に寄贈された。17年秋、外壁や階段部分の天井などに石綿が含まれているのが判明し、改修工事を延期していた。