阿南市と牟岐、海陽の両町は25日、複数の自治体が広域で地域づくりを行う定住自立圏の形成に関する協定を結んだ。同市と那賀、美波両町は既に協定を結んでおり、牟岐、海陽両町が加わる。
協定では、2018年に開院予定の阿南医療センター(同市宝田町)を中心に各地域の医療機関が連携することや、観光ツアーの企画などを圏域で連携して実施することなどを定めている。また、四国横断自動車道などの建設促進を協力して行うとしている。
同市役所であった調印式では、岩浅嘉仁市長と福井雅彦牟岐町長、前田惠海陽町長が協定書に調印した。岩浅市長は「1市4町が協力し、圏域の住民が安心して暮らせるよう取り組んでいく。地方の過疎化という厳しい環境を乗り越えるためのスタートだ」と話した。