任期満了に伴う徳島市長選は、27日に投開票される。立候補しているのは届け出順に新人の小松格(いたる)(70・無所属)、新人の遠藤彰良(60・無所属)、新人の立石量彦(かずひこ)(40・無所属)、現職の原秀樹(60・無所属・おおさか維新推薦)の4氏。新町西地区再開発事業の是非や原市政3期12年の評価などをめぐって論戦が繰り広げられており、市民の関心も高まっている。各陣営は一層の支持拡大を図ろうと動きを活発化させている。

 小松氏は、阿波踊りの世界遺産登録と徳島城の再建による市の活性化を訴える。争点の新町西地区再開発事業については現在の計画にある商業施設をやめ、代わりに芝生のイベント広場を造るべきだと主張している。

 選挙戦は選挙カーからの街宣活動が中心。人通りが多い徳島駅前や新町地区などでこれまで20回ほど街頭演説を行い、支持を呼び掛けている。

 遠藤氏は再開発事業を「子や孫に莫大(ばくだい)な借金を負わせる計画だ」と批判し、白紙撤回を主張。ごみ処理施設の広域整備や県との関係強化を訴えている。

 後藤田正純衆院議員と市議会会派の自民党市議団の5人が支援。元アナウンサーとしての知名度の高さを武器に、街宣活動で浸透を図っている。26日は後藤田衆院議員と共に幹線道路の交差点などで街頭演説を繰り返す。

 立石氏も再開発事業の白紙撤回を前面に打ち出す。市文化センターの耐震化や中学校卒業までの給食費・医療費無料化も訴えの柱にし「子育てと介護を担う『現役世代』」と若さをアピールしている。

 市内各地で街頭演説を100回近く行ったほか、個人演説会を4回開くなど票固めに懸命。26日は藍場浜公園で千人規模の総決起集会を予定している。

 原氏は「小さな市役所」を目標に職員数の削減などに取り組み、市財政を建て直したと強調する。再構築した政策を公約として示し「市の魅力に磨きをかけ、全国に誇れるまちをつくる。改革の流れを今止めては、市の持続的な発展はない」と訴えている。

 福山守衆院議員や市議18人、県議3人のほか、連合徳島などが支持し、活発に動いている。