IT会社チームラボ(東京)の猪子寿之社長(38)=徳島市出身=を講師に迎えた「デジタルアート出前授業」が25日、吉野川市川島町の学島小学校であった。
4~6年生の児童30人が、チームラボが作った「お絵かき水族館」を体験。スキャナーで処理した紙の絵がスクリーン上で動く仕組みで、子どもたちは描いた魚やカメが目の前で泳ぎ出す姿に驚きながら、先端技術を使った芸術に親しんだ。
猪子さんは「これからの時代は自由に考え、形にする創造力が重要になる。自分の作ったもので誰かが喜んでくれたら将来の楽しい仕事につながる」と強調した。
6年の片山珠希さん(12)は「自分の絵が生きているみたいで面白かった」と話した。
県が進める「LED・デジタルアートミュージアム構想」の一環。