お花見シーズンを迎え、人気が高まっている遊山箱=徳島市福島1の市立木工会館

 徳島県内各地で桜がほころび始め、開花宣言も間近。お花見シーズンを迎えて花見商戦が華やぎを増している。季節感あふれる弁当や定番の和菓子が出そろい、遊山箱などの行楽用品も人気だ。

 和菓子製造販売の茜庵(徳島市徳島町3)は、27日から淡いピンクの赤飯「桜のおこわ」を新発売する。桜の香りを付けたり花びらを添えたりして、雰囲気を盛り上げる。

 近くに徳島中央公園があることから、定番の桜餅やいちご大福も例年大勢の花見客が買い求める。西川佳男社長(65)は「赤飯や和菓子を通し、昔ながらの風流な花見文化を伝えていきたい」と言う。

 阿波観光ホテル(同市一番町)では恒例の「お花見弁当」を予約販売しており、彩り豊かな「野菜手まり」が好評。ロールケーキやクッキー、果物などをふんだんに使ったお菓子バージョンも用意し、花見会場に配達するサービスも行っている。

 花見用品の需要も高まっている。市立木工会館(同市福島1)は昔ながらの遊山箱を販売。お年寄りが孫と一緒に出掛けようと購入するケースが多いという。各ホームセンターにも花見に合わせてバーベキューコンロやレジャーシートなどのアウトドア商品を多数そろえている。

 日本気象協会(東京)の予想では徳島市の開花は28日、満開は4月5日。街が色付くにつれ、商戦もにぎやかになりそうだ。