阿南市は、桑野川の県管理区間(同市長生町~新野町、約18キロ)の氾濫に備えた「桑野川洪水ハザードマップ」=写真=を作った。浸水の深さを3段階で示し、流域にある13カ所の避難所も明示した。長池、桑野、新野各地区の全3900戸に配った。
マップはA1判、カラー印刷。県作成の桑野川浸水想定区域図に基づき、浸水の深さを0・01~0・5メートル、0・5~3メートル、3~5メートルに分けて、黄色、青、ピンクで表示した。
長生小学校、桑野公民館、新野高校などの避難所を記し、「全ての階が使える避難所」「2階以上が使える避難所」に色分けした。土砂災害警戒区域や急傾斜地崩壊危険箇所も記している。
桑野川の国管理区間約7キロのハザードマップは既にあり、阿南市内を流れる那賀川、桑野川、福井川の主要3河川の洪水ハザードマップがそろった。