サンセットクルーズで楽しんでもらう吉野川の風景(県観光協会提供)

サンセットクルーズで楽しんでもらう吉野川の風景(県観光協会提供)

 徳島市の新町川を彩るLEDアートと吉野川の雄大な夕日を船上から楽しむ「サンセットクルーズ」の運航が4月3日から始まる。県観光協会が企画し、NPO法人徳島ツーリズム協会が商品化した。6月末までの3カ月間、川に囲まれた水の都をPRする。

 クルーズは約1時間の行程。NPO法人新町川を守る会の周遊船で巡る。発着場所は市中心部の川を巡る「ひょうたん島クルーズ」と同じ両国橋北詰めの船着き場で、新町川、沖洲川を経て樋門から吉野川へ。川をさかのぼりながら阿波しらさぎ大橋、吉野川大橋、吉野川橋の下をくぐり、夕暮れのパノラマを堪能する。

 その後、新町川に戻って「ひょうたん島」を1周し、新町橋など三つの橋に常設されているLEDアートを楽しむ。船上では阿波ういろうとお茶も振る舞われる。

 集合時間は4月が午後5時半、5、6月が同6時。予約の申し込みは当日の正午まで。参加者が1人でも運航する。悪天候で中止になる場合もある。

 潮位低下による運休予定日は4月11~15日、27~30日と5月1日、11~14日、28~31日。6月は連日運航できる見通し。

 県観光協会の出口修振興部次長は「雄大な吉野川の夕日は貴重な観光資源。LEDと合わせ、徳島の魅力を味わってほしい」と呼び掛けている。

 参加費は1人1500円(保険料含む)。問い合わせは徳島ツーリズム協会<電090(2784)6416>。