徳島県は29日、2013年度市町村民所得の推計結果を発表した。景気回復の広がりで企業所得が増加したことなどを受け、徳島市など21市町村で住民1人当たりの所得が前年度を上回った。

 県内最高は阿南市の403万4千円で、5年連続のトップ。前年度比16・5%増と増加率も最も高かった。2位は徳島市の343万4千円(6・8%増)、3位が松茂町の321万2千円(0・3%減)と続いた。

 前年度を下回ったのは勝浦(0・8%)、松茂、北島(0・1%)の3町だった。

 東部、南部、西部、中央の4地区別の平均では、阿南市が含まれる南部の347万円が最も高く、次いで東部の304万7千円だった。中央(200万2千円)、西部(196万4千円)は、県平均(287万8千円)を下回った。

 県内総生産(名目)は4・2%増の2兆9371億円。市町村別の総生産は徳島市1兆2003億円、阿南市3493億円、鳴門市2798億円の順に多かった。前年度から増えたのは17市町。最大の増加率は13・9%の阿南市で、全国各地の原子力発電所の停止に伴い火力発電が増えた影響があるとみられる。マイナスは7市町村で、松茂町は3・9%と最も減少率が高かった。