気になる記事を探すグループワークに取り組む幹部社員=徳島市のJRホテルクレメント徳島

 JRホテルクレメント徳島(徳島市)が11日、新聞を活用した社員研修を始めた。社会に視野を広げるとともに、考える力を養うのが目的。
 同ホテルで開かれた研修には、マネジャーら幹部社員10人が参加。新聞の見出しに目を通して気になった記事をノートに書き出し、選んだ理由や感想を話し合うグループワークを行った。これに先立ち、徳島新聞メディアNIE・NIB推進室の手束泰二担当部長が講演し、幅広いジャンルの記事が掲載されている新聞を読むことで、社会のニーズを捉える共感力や情報収集力が身に付くなどと説明した。
 久保泰二郎副総支配人(52)は「企業として地域の情報に敏感でなくてはならない。新聞から得られる情報は貴重で、仕事にも日常生活にもプラスになる」と話した。
 研修は来年2月までに全6回行う。