浄水場の共同化を進めている鳴門市と北島町が、両市町の施設を紹介する「浄水場カード」を県内で初めて作製した。10日から両市町の窓口で無料配布している。
カードは縦6・3センチ、横8・8センチ。表面に浄水場の写真を掲載し、裏面には施設の概要や処理方式などの情報を記している。各市町2種類ずつあり、計4千枚作った。
市によると、カードは事業体が独自に企画し、福島県や静岡県などでも発行している。公共施設をPRするカードはファンが多く、鳴門市では2017年4月に発行した「マンホールカード」が人気を集めている。
両市町の浄水場は、北島町高房の旧吉野川を挟んだ両岸にある。老朽化した施設を単独で更新するより効率的だとして、新たな浄水場を一本化して整備する。そうした取り組みや水道事業への関心を高めてもらおうと、カードを作った。製作費は30万円で、両市町で折半する。
配布時間は午前9時~午後5時(年末年始除く)。鳴門市は同市撫養町大桑島の市水道会館で、北島町は同町中村の町水道課(平日のみ)と同町高房の町浄水場(土日祝日のみ)で、それぞれの市町のカードが受け取れる。