2006年の発表から10年を機に改良された「阿波踊り体操」の体験会が4月9日、徳島市の徳島大常三島キャンパスで開かれる。従来よりゆっくり動くバージョンなどを設けることで、より幅広い年齢層の健康づくりにつなげてもらう。
阿波踊り体操を考案した徳島大大学開放実践センターの田中俊夫教授(スポーツ社会学)が、リハビリ編、トレーニング編など従来の8種類のうち基本編とシニア編を4種類に再編し、全10種類とした。
新しい基本編は、従来よりテンポを落とし、阿波踊りの動きに絡めて腰や膝の上下運動を行う。ほかに、いすに座ったまま取り組む「アクティブチェア」、肩や腰のこりを解消する「ゆったりリラクゼーション」、1人じゃんけんなど脳トレ効果のある指の動きを織り交ぜた「発展編」が紹介される。
阿波踊り体操は糖尿病などの生活習慣病予防を目的として06年1月に発表された。10周年を記念し、田中教授らがより効果的な体の動かし方になるように改善を加えた。
田中教授は「幅広い世代が楽しめ、動きやすいようにした。ぜひ体験してほしい」と呼び掛けている。
体験会は午前10時~正午と午後2~4時の2回。参加無料だが事前申し込みが必要。締め切り4月1日。定員各100人。既に新バージョンの動画撮影を終え、9日から無料動画サイト「ユーチューブ」で公開する。問い合わせは大学開放実践センター<電088(656)6174>。