パン文化、西高東低 全国 

 

 NTTタウンページのパン店掲載件数に関する都道府県別データでは、上位に西日本が目立つ一方、下位は東日本が多く、「西高東低」がうかがえる。専門家は食文化の違いなどが影響していると指摘する。

 10位以内には北陸地方より西の府県が入った。ベスト5には1位の徳島のほか、3位に愛媛、5位に高知と、四国3県がランク入りした。一方、ワースト10には全て東海地方より東が並んだ。

 学術経験者や業界関係者らでつくる日本パン学会(本部・神戸市)の植田哲夫理事(75)=大阪府摂津市=は「西高東低」の傾向について、古くからパン店がある神戸市から西日本を中心にパン文化が広がったとみる。四国に店が多い理由は「大手製パン会社が人口の少ない地方に力を入れてこなかったため、出店しやすい環境にあったのではないか」と分析した。

 ワースト10のうち東北地方が4県あり、秋田は07年から最下位が続く。「東北は米の生産・消費量が多いため」と説明。茨城など関東5都県に関しては「茨城をはじめ納豆をよく食べる人が多く、納豆に合わないパンは消費が少なくなるのだろう」と述べた。