草を刈り取る参加者=海陽町中山の町トンボ公園

 海陽町指定天然記念物「ハッチョウトンボ」が生息する同町中山の町トンボ公園で、町地域おこし協力隊員や住民ら7人が草刈り作業を行った。個体数を増やすのが狙い。

 元県立博物館長の大原賢二さん(65)=徳島市上八万町西山=が作業の前に「水面が雑草で覆われていると産卵ができない」などと説明。参加者は以前田んぼだった場所に密生するチガヤを刈り取ったり、雑草の根をスコップで掘り起こしたりした。

 隊員らは今後、別のエリアでも作業を進める。隊員の島田佳香さん(39)は「最初の一歩を踏み出したばかり。保護に関わる仲間を増やしていきたい」と話した。

 ハッチョウトンボは体長2センチほどで世界最小級。県版レッドデータブックで、近い将来、野生での絶滅の危険性が高い絶滅危惧ⅠB類に指定されている。