1、2の両日、県内11市町村で成人式が開かれた。華やかな晴れ着やスーツ姿の新成人が、旧友らとの再会を喜びながら、大人の自覚を胸に新たな一歩を踏み出した。3日も7市町で行われる。
◎徳島市
入田地区の新成人11人(前年比11人減)のうち9人(男5人、女4人)が、入田公民館で行われた式に出席した。石井博教育長が「未来に向けてまい進してください」と激励。第十愛未さん=入田町月ノ宮、専門学校生=が「自分の行動に責任を持って、社会に貢献できるように努力します」と決意を述べた。
◎佐那河内村
新成人23人(前年と同じ)のうち21人(男8人、女13人)が、村役場で開かれた式に臨んだ。岩城福治村長が「何事にも前向きに挑戦してください」とあいさつし、笠井翔吾さん=下、大学生=が「原点である佐那河内に貢献できるように励みたい」と力強く語った。新成人5人が近況を報告し、抱負を述べた。
◎神山町
神領の町農村環境改善センターであり、新成人55人(前年比11人増)のうち43人(男21人、女22人)が出席。後藤正和町長が「失敗を恐れず挑戦して」と激励の言葉を贈り、多田英樹さん=阿野、会社員=が「社会変化に柔軟に適応しながら、将来をしっかりと見据え、目標に向かって努力する」と決意表明した。
◎阿波市
市場町の交流防災拠点アエルワで開かれ、新成人408人(前年比16人増)のうち308人(男156人、女152人)が出席。野崎國勝市長が「これからのまちづくりに若い力を発揮してほしい」と激励し、妹尾和真さん=土成町水田、高等専門学校生=が「失敗を恐れず何事にも挑戦して市を盛り上げていきたい」と謝辞を述べた。
◎石井町
石井の町中央公民館で開かれた。新成人231人(前年比5人増)のうち196人(男94人、女102人)が出席。小林智仁町長らがあいさつし、金山真子さん=浦庄、大学生、鎌田幹大さん=高川原、大学生、山本大希さん=藍畑、大学生=の3人が「常に向上心を持って前進しなければならない」などと語った。
◎上板町
七條の町中央公民館であり、新成人110人(前年比1人増)のうち82人(男36人、女46人)が出席。七条明町長が「上板で生まれて良かったと、ふるさとを愛し誇りを持ってほしい」と式辞を述べた。黒田玲さん=神宅、消防士=が「本日を境に自分を見つめ直し、一生懸命に働き、また学んでいきたい」と誓った。
◎美馬市
脇町のうだつアリーナであり、新成人302人(前年比3人増)のうち229人(男126人、女103人)が出席した。藤田元治市長らの祝辞を受け、長濱奈々さん=徳島市、富岡東高校羽ノ浦校専攻科2年=が「責任ある社会人として常に前向きに歩んでいくことを誓う」と決意表明。中学校の恩師からのビデオレターの上映などもあった。
◎那賀町
延野の相生体育館であり、新成人80人(前年比12人減)のうち67人(男42人、女25人)が出席した。坂口博文町長らから祝いの言葉を受け、川野稜太さん=阿南市羽ノ浦町、大学生=が「郷土の発展に尽くしたい」と宣誓。新成人全員がそれぞれ近況や将来の夢を発表した。住民でつくる「もんてこい劇団」が、町への定住や将来のUターンを呼び掛けるミュージカルを上演した。
◎勝浦町
三渓の町農村環境改善センターに、新成人46人(前年比5人減)のうち32人(男14人、女18人)が集まった。中田丑五郎町長らが祝辞を贈り、多田慎太郎さん=徳島市八万町川南、大学生=が「両親や勝浦町に恩返しできるよう、立派な大人になることを一同決意します」と謝辞を述べた。新成人全員が近況や将来の夢を語った。
◎上勝町
福原の町コミュニティーセンターであり、新成人11人(前年と同じ)のうち7人(男4人、女3人)が出席した。花本靖町長が「新しい感覚と情熱を持って歩んでほしい」と激励。片山美咲さん=京都市、大学生=が「古里を自分たちの誇りとして心に刻んでいきたい」と応えた。
◎海陽町
四方原の阿波海南文化村で開かれ、新成人107人(前年比4人増)のうち89人(男45人、女44人)が出席した。前田惠町長らの祝辞を受け、高畠庸平さん=神戸市、会社員=が「今後の責任の重大さを痛感した」と述べた。田岡友貴さん=神戸市、大学生、西宮稔真さん=海陽町鞆浦、団体職員、松本忍さん=愛知県豊田市、会社員=が抱負や近況を語った。