山肌を駆ける炎の帯=2日午後7時ごろ、三好市山城町平野の塩塚高原

 三好市山城町平野の塩塚高原(標高1043メートル)で2日夜、4年ぶりに野焼きが行われ、大勢の観光客が山肌を駆ける幻想的な光の帯に見入った。

 午後6時半ごろ、地元の住民グループ「ホタル会」と「いちょう会」の会員ら約20人が頂上から尾根に沿ってたいまつで着火。オレンジ色の炎が約20ヘクタールを2時間ほどで焼き尽くした。

 野焼きはワラビやゼンマイなど高原に自生する山野草の生育を促すため春に行っているが、悪天候のため2013年から3年連続で中止した。このため高原に草木が生い茂り景観が悪化。秋の風物詩のススキの群生を楽しむ観光客も減っていた。

 カメラに収めようと香川県丸亀市から足を運んだ大西隆俊さん(66)は「待ちに待ったチャンスなので、夢中でシャッターを切った」と話していた。