慎重に掘り出されるタケノコ=阿南市新野町岡花

 県内有数のタケノコの産地として知られる阿南市で、出荷が最盛期を迎えている。

 同市新野町岡花の長野廣太郎さん(78)は妻順子さん(75)と共に、自宅裏の竹林(約70アール)で朝から夕方まで作業している。土が盛り上がった場所を探し、刃狭(はせば)と呼ばれる専用のくわで掘ると、長さ30センチ、重さ500グラムほどのタケノコが次々と姿を見せる。長野さんは「今季は裏年に当たるので出荷は例年より少ないが、品質は上々」と話す。

 収穫は4月下旬まで続く。JAアグリあなんによると、1箱(4キロ)当たり1500円から3千円程度で関西などへ出荷されている。同市内では約500戸の農家が計約600ヘクタールで生産しており、出荷量は約千トンを見込む。