徳島県は4日、消費者庁と併せて誘致を提案している国民生活センターが県内での試験業務として予定している商品テストについて、8月までに3回程度実施する方向でセンターと調整していることを明らかにした。

 試験業務に備え、県が本年度設けた「国民生活センター商品テスト業務試験移転推進チーム」の初会合で、リーダーを務める西條和芳危機管理部次長が説明した。

 県によると、4月末から5月初めの間に、センターが過去に行ったのと同じ内容のテストを1回実施。その後は8月までに2回程度、新たなテストを行う方向でセンターと詰めの協議をしている。

 現時点でセンターから具体的なテスト品目は示されていない。県は製薬やLEDなど、県の強みを生かした部門の商品テストを行うよう提案している。

 この日は「消費者庁県庁オフィス業務試験準備チーム」と「国民生活センター教育研修業務試験移転推進チーム」の初会合もあり、今後必要に応じて会議を開くことを決めた。