厚生労働省と独立行政法人「高齢・障害・求職者雇用支援機構」は、障害者雇用優良事業所として、キョーエイ(徳島市)に最高賞の厚生労働大臣賞を贈った。
同社は知的障害者ら27人を雇用。職場体験会などを開き、一人一人の個性に合わせた採用に努めているほか、障害の種類に合わせた作業マニュアルを作るなど働きやすい環境づくりを進めている点が評価された。富田圭司人事部長(52)は「長年障害者雇用に努めてきたのが認められてうれしい。今後も障害者と健常者が共に楽しく働ける職場づくりを進めたい」と話した。
他に社会福祉法人白寿会(徳島市)と社会福祉法人柏涛会(美波町)には同機構理事長努力賞が贈られた。
「障害者雇用支援月間ポスター原画」の表彰もあり、県立みなと高等学園3年の村田智路さん(17)と黒川真作さん(18)ら3人が絵画の部(高校・一般)で同機構理事長奨励賞を受賞した。
徳島市昭和町8のポリテクセンター徳島で11日、伝達式があり、3事業所の代表ら7人が出席。同機構徳島支部の柴原敏行支部長が表彰状と記念品を手渡した。
優良事業所の厚労大臣賞はキョーエイを含む全国の21事業所に贈られた。