気象予報士で元NHK気象キャスターの井田寛子さんの講演会が三好市池田町マチの市中央公民館であり、住民ら約100人が防災気象情報への理解を深めた。
「家庭や地域でできる防災対策」と題して講演した井田さんは、気象庁の大雨注意報や土砂災害警戒情報、大雨特別警報が段階を踏んで発表されていることや、自治体が避難勧告などを発令するまでの流れを説明。「言葉を知らないと特別警報が出ても重要性が分からない。ちゃんと知って避難に役立ててほしい」と話した。
7月の西日本豪雨で長期間、大雨が続いた要因も解説。各家庭で災害時の行動をあらかじめ決めておく「マイタイムライン」づくりを呼び掛けた。
講演は市医師会が在宅医療介護連携推進事業の一環で開いた。