JAかいふが作った冷凍ブロッコリー=牟岐町河内のJAかいふ三協事業所

 JAかいふ(牟岐町)は、海部郡産ブロッコリーの地産地消を進めるため、冷凍保存し学校給食などに年間を通じて安定供給する体制を整えた。郡内の学校や高齢者施設に利用を呼び掛ける。

 収穫したブロッコリーをゆで、調理しやすい大きさに切ってから氷点下30度で急速冷凍する。美波町の食品会社と共同で2014年12月から、冷凍技術の開発を進めていた。これまでに120キロを冷凍加工しており、今年3月8日には日和佐地区の日和佐中や日和佐小、日和佐こども園へ、グラタンなどの具材として計約800人分を試験的に提供した。

 今後、小中学校のほか、高齢者施設や病院にも給食に利用してもらうよう働き掛け、普及を目指す。

 県南部県民局によると、海部郡内では約20戸が5ヘクタールでブロッコリーを栽培しており、14年度は約43トンが収穫された。近年は食生活の欧米化などで消費が伸び、生産量も増加傾向となっている。

 11~3月が収穫期だが、寒さが厳しくなると色素が出て黒っぽくなり、市場での単価が下がる。この時期の収穫物を冷凍保存して年間を通して供給し、地産地消の推進とともに、農家の収入確保にもつなげる。

 JAかいふは14年1月から、県の補助を受け、モデル事業としてカット野菜作りを開始。第1弾としてホウレンソウを冷凍加工し、海部郡内の学校給食に提供している。