春の全国交通安全運動のオープニングイベントが6日、徳島県庁正面玄関前広場であった。15日までの期間中、「子どもと障害者、高齢者の交通事故防止」を掲げ、各地で啓発キャンペーンを展開する。
県や県警の関係者ら約130人が出席。飯泉嘉門知事が「交通安全の意識が高まるよう取り組んでほしい」とあいさつ。11日に徳島市の富田小学校に入学する北村泰一君(6)と濱田百々葉さん(6)に、夕暮れでも目立つ黄色のランドセルカバーを贈った。続いて、徳島インディゴソックスの3選手が「道路では試合と同じようにルール守って車を運転する」と交通安全宣言した。
ヘルメットをかぶった県のマスコットすだちくんも登場し、県の「自転車の安全で適正な利用に関する条例」を周知した。
運動の重点項目は▽全席シートベルトの徹底▽自転車の安全利用の推進▽飲酒運転の根絶▽横断歩道での交通事故防止-の4点。今年の交通事故死亡者数は、5日時点で前年同期より9人多い18人。