広域自動車警ら隊に配属された宮下巡査(左)と中川巡査=県警本部

 徳島県警のパトカー乗務員に4月、女性警察官が初めて起用された。本部地域課広域自動車警ら隊(自ら隊、18人)の宮下紗矢香巡査(24)と中川浩花(はるか)巡査(21)で、2日には早速、指名手配中の振り込め詐欺事件の容疑者を摘発した。性犯罪への対応など女性警察官の役割が増す中、2人は「男性に負けない活躍をしたい」と意欲を見せている。

 自ら隊は、県内全域をパトカーで巡回し職務質問や交通取り締まりに当たる。強盗などの事件発生時には現場に駆け付け、初動捜査を行っている。

 宮下、中川両巡査はこれまで交番勤務だったが、万引や自転車盗などの摘発件数が多かった。

 その手腕は、辞令交付翌日に早速、発揮された。パトカーで先輩の男性隊員と3人で巡回中、愛知県内の振り込め詐欺事件で指名手配されていた男性容疑者が、徳島市内を車で走行中という情報を無線で入手。車を発見後、容疑者を近くの徳島東署に任意同行した。

 功労が認められ、刑事部長特賞を手にした2人は「重圧はあるが、県民や後輩の模範となれるような警察官になりたい」と口をそろえた。

 盗撮や性犯罪の被害者らに事情を聴いたり身体検査をしたりする機会が増えており、女性警察官の活躍の場が広がっている。県警は女性警察官の採用を増やしており、6日時点で102人と2005年度(41人)の約2・5倍になっている。