美馬市は、農薬の適正使用や作物の品質向上への取り組みを認証するため新設した「市ブランド認定生産者」に、51人を選んだ。認定者は市が発行する認証マーク=写真=を作物に付けて販売でき、消費者らに安全安心をアピールして販売拡大を目指す。
認定を受けたのはブロッコリーやレタス、キャベツ、インゲン、ピーマンなどの生産者。農薬の適正使用やアレルギー物質の表示などについて、市が2015年11月~16年3月に計8回行った講習を4回以上受けた。
マークは円形で、中央に生産者の名前が入る。各生産者が必要数を購入し、作物に貼る。
認証期間は18年3月末までで、期間中も毎年、市が行う農薬適正使用の講習か、県の農薬適正使用アドバイザー研修のどちらかを受ける必要がある。延長を望む場合は、再び取得希望者向けの講習を4回以上受ける。
市は「作物の信頼性確保を後押しし、生産者の意欲向上にもつなげていきたい」としている。