【上】白い張り子の象を引く子どもたち=徳島市の東新町商店街【下】張り子の白象を引く園児たち=鳴門市瀬戸町の明泉寺

 釈迦(しゃか)の誕生日を祝う「花祭り」が7、8の両日、徳島、鳴門両市と石井町であった。陽気に恵まれ、各地とも春の華やいだ雰囲気に包まれた。

 徳島市寺町の善学寺周辺では、市内の1~8歳の35人が稚児行列をした。

 児童らは青や金色の衣装に身を包んで寺を出発。釈迦の像を載せた白い張り子の象を引きながら、東新町商店街などを練り歩いた。本堂に戻ると、釈迦が誕生した時に天から甘露が降ったという言い伝えにちなんで、釈迦像に甘茶を掛けて手を合わせた。

 行列の先頭を歩いた鳴門教育大付属小3年の金田彩芭(いろは)さん(8)と岡本望さん(8)、木内千陽(ちはる)さん(8)は「象をみんなで引いて楽しかった」と口をそろえた。

◎保育園児が合唱 徳島・鳴門

 鳴門市では明泉寺(瀬戸町)、正興寺(撫養町)、真楽寺(大津町)の3カ所であった。

 明泉寺では隣接する明神善隣間保育所の園児19人が、釈迦の像を載せた張り子の白象をロープで引きながら、参道約30メートルを歩いた。この後、本堂で釈迦をたたえる歌「ののさまに」を合唱し、釈迦像に甘茶を掛けて誕生日を祝った。

 秦さくらちゃん(3)は「象がかわいかった。また来てほしい」と笑顔を見せた。

◎花御堂お目見え 徳島・石井

 石井町石井の浄土寺では、色とりどりの花々を飾り付けた「花御堂(はなみどう)」がお目見えした。

 花御堂は奥行きと幅が約1メートル、高さ約0・6メートルの木製で、本堂内に設置。屋根には地元住民が育てたスイセンやツバキなど、15種類・約300輪の花々が敷き詰められた。参拝者は住職らから甘茶のもてなしを受け、釈迦の誕生を祝っていた。

 田村紅美子(くみこ)さん(38)=同町石井=は長女輝月(きづき)ちゃん(2)の手を引いて訪れ「古くからの行事を娘にも体験させたかった。華やかな気持ちになります」と話していた。