徳島県は13日、トヨタ自動車グループのジェイテクト(大阪市)が運営するバレーボールVリーグ男子1部の「ジェイテクト・スティングス」(愛知県刈谷市)のサブホームタウンとなる包括協定を同社と結ぶと発表した。定期的に公式戦やバレーボール教室などが開催される。Vリーグチームのサブホームタウンになるのは四国で初めて。
スティングスは13年からVリーグ1部に所属。2016|17年シーズンには3位の成績を残しており、日本代表選手も複数所属している。藍住町にジェイテクトの徳島工場があることから県にサブホームタウンの受け入れ要請があった。10月1日に県庁で締結式を開く。
18-19年シーズンは12月1、2両日に徳島市立体育館で公式戦を開く。ジェイテクトが大分三好、東レの両チームと対戦するほか、JTも来県し計4試合が行われる。
飯泉嘉門知事は13日、県議会9月定例会で「トップアスリートのスピード感あふれるプレーを間近で体感していただき、競技力向上はもとより観光振興や地域活性化につなげたい」と述べた。県バレーボール協会の伊達勉理事長は「一流選手の試合が見られる機会が増えることは選手育成の上でもプラスになる。徳島からもVリーグ選手を育てたい」と歓迎している。
ジェイテクトのサブホームタウンは奈良県橿原市に続いて2カ所目。