ブドウの房のように重なり合うアイラトビカズラの花=石井町高原の徳島雲南友好植物園

 石井町高原の徳島雲南友好植物園で、国内では珍しいアイラトビカズラが開花した。濃い紫をした8センチほどの花が、ブドウの房のように重なり合って咲き、独特の甘い香りを漂わせている。見頃は4月いっぱい。

 アイラトビカズラは中国原産のマメ科のつる性植物。園を管理する遠藤憲佑さん(69)=NPO法人徳島雲南友好植物園代表理事=によると、国内では熊本県山鹿市や長崎県佐世保市など数カ所にしか自生していない。

 同園は、20年ほど前に兵庫県南あわじ市の植物園から枝を譲り受け、挿し木をして根付かせた。園内には房状となった花が千個ほどある。遠藤さんは「開花は例年より一週間遅かったが、きれいに花を付けた。多くの人に楽しんでほしい」と話している。