阿南、美馬、美波3市町の小中学校5校で11日、新入生が1人だけの入学式があった。新1年生は在校生や先生、保護者らの激励を受け、元気に新生活のスタートを切った。
●木屋平中(美馬市)
大岡拓貴(ひろき)さん(12)が在校生3人と教職員、地域住民ら計25人に迎えられた。
増井進校長が「思いやりの心を持って仲間と共に成長してください」と励ましたのに続き、在校生代表が「早く中学校生活に慣れて素晴らしい学校にしていきましょう」と歓迎した。
大岡さんは「勉強を頑張り、部活動では先輩に負けないよう努力したい」と決意を表明した。
●伊島小(美馬市)
神野沙也加さん(6)を在校生7人と教職員らが迎え、濱田忠彦校長が「先輩のお兄さん、お姉さんと一緒に勉強したり遊んだりして、早く学校に慣れてください」と激励した。
複式学級でクラスメートとなる2年の川西菜々子さん(7)が「これから勉強や一輪車を一緒に頑張ろうね」と声を掛けると、神野さんは「ありがとうございます。よろしくお願いします」と元気よく応えていた。
●由岐伊座利分校(美波町)
楠本なつみさん(12)が、在校生8人と保護者、教職員、住民に見守られ、新たな一歩を踏み出した。
三浦欣也校長が「あらゆる分野に挑戦し、自分の可能性を大きく広げてほしい」と激励し、在校生が「中学校では勉強や行事で忙しくなるけど、僕たちと一緒に頑張りましょう」と呼び掛けた。
楠本さんは「小学校での経験を生かして、英語と部活のテニスを頑張りたい」と誓った。
●伊座利小(美波町)
近藤心実(ここみ)さん(6)が、在校生5人や保護者、教職員、住民から祝福を受けた。
遠藤直人校長が「何事も最後までやり遂げる強い心と、友達や周りの人を思いやる心を育ててほしい」と式辞を述べ、在校生が「潮干狩りやヒジキの収穫体験があるので、楽しみにしていてください」と呼び掛けた。
近藤さんは「勉強も遊びも一生懸命頑張ります。よろしくお願いします」と誓いの言葉を述べた。
●椿泊小(阿南市)
宮崎暖豊(はると)君(6)を在校生8人や教員らが歓迎した。
楠達也校長が「学校のみんなと仲良くして、楽しく学校生活を送ってほしい」と式辞。在校生を代表して5年の清澤楽来(らら)さん(10)が「これから友達や先生と一緒に勉強したり、遊んだりしましょう」とあいさつした。
式後、宮崎君は教室で担任の先生から新しい教科書などを受け取り、「国語や算数の勉強を頑張りたい」と笑顔で話した。