徳島労働局が、労働関係法令違反の疑われる県内の64事業所を対象に「重点監督」を行ったところ、68・8%の44事業所で過重労働などの違反があった。時間外労働が、過労死の危険性が高まるとされる月45時間を超えたところは26事業所(40・6%)あった。労働局は是正勧告しており、改善しなければ法的措置も含めて厳しく対応するとしている。

 昨年11月の「過労死防止啓発月間」に合わせ、各都道府県の労働局が抜き打ちで全国一斉に実施。過去に労災請求があったり、労働局に相談が寄せられたりした事業所を対象に調査した。

 県内の法令違反で最も多かったのは労働時間。30事業所(46・9%)で時間外労働と休日労働に必要な労使協定を結んでいなかったり、協定で定めた上限を超えたりしていた。

 時間外労働が月45時間を超えていた26事業所のうち、9事業所が100~150時間で、1事業所が200時間を超えていた。業種では接客娯楽業と商業が目立った。

 他の法令違反では、時間外労働の賃金を払っていなかったのが9事業所。健康診断などの健康対策を行っていないところが16事業所あった。四国全体の法令違反は、230事業所のうち70・9%の163事業所だった。