鳴門市でナシの白い花が満開になり、農家が授粉作業に追われている=写真。

 同市大津町木津野の農業真田喜之さん(75)は棒の先に丸い綿が付いた「梵天(ぼんてん)」を使い、適した花を見繕っては一輪ずつ花粉を付けている。4月半ばまでにブランド「豊水」「幸水」の木約70本を授粉し終える。

 県によると、県内では鳴門市や松茂町などに225ヘクタールのナシ園があり、年約5800トンを出荷している。収穫は8月上旬に始まる。