徳島新聞社は20日、書籍「第九永遠(とわ)なり 鳴門初演100年」(B6判、316ページ)を発売する。第1次世界大戦中、鳴門市大麻町にあった板東俘虜(ふりょ)収容所でドイツ兵捕虜がベートーベンの交響曲「第九」を日本で初めて全曲演奏してから2018年6月1日で100年を迎えた。この節目に向け、16年5月から本紙1面で掲載した同名の長期連載を1冊にまとめた。

 計85回の連載記事を加筆修正して再構成し、鳴門市の100周年記念イベントの様子も盛り込んだ。

 ドイツで暮らす元捕虜の子孫や、人道的な収容所運営で第九初演を導いた福島県会津若松市出身の松江豊寿(とよひさ)所長の子孫ら100人を超える関係者を取材した内容を収録。捕虜と地域住民が交流を深めた「奇跡の収容所」の歴史について詳しく知ることができる構成となっている。

 巻頭に指揮者・佐渡裕さんのインタビューを掲載。佐渡さんからは「世紀を超えるこの物語を多くの人に知ってほしい」との推薦の言葉が寄せられた。

 価格は1200円(税別)。県内主要書店、徳島新聞各販売店、徳島新聞お客さまセンターで販売する。問い合わせは同センター<電088(655)7340>(平日10~17時)。

※現在品切れとなっております。