
「さくらそう」(1991年)
女性洋画家の草分けとして活躍した深沢紅子(1903~93年)の手掛けた野の花の絵を一堂に集めた企画展。1970年以降に制作した水彩画を中心に、深沢紅子野の花美術館軽井沢(長野県)が所蔵する人気の作品約80点が並ぶ。
深沢は盛岡市生まれ。12歳から日本画を学び、1919年に東京の女子美術学校に入学。21年、油絵に転向し、岡田三郎助の門下生になった。25年には第12回二科展に初出品し、女性で唯一入選。41年に第5回一水会展で一水会賞。47年、女流画家協会の創立に参加し、委員になった。
代表作の一つ、59年の「立てる少女」は東京国立近代美術館に収蔵されている。60年代から軽井沢の別荘で夏を過ごし、水彩で高原の草花を描くようになった。
- 開催日時
- 4月23日(土)~6月12日(日)
- 開催場所
- 相生森林美術館 (徳島県那賀郡那賀町 横石大板34) <屋内>MAP
- 料金
- 一般(高校生以上)550円 中学生以下無料
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