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2020年、人と人との繋がりは断絶され、【孤独】がより身近になった現在。
初めはTシャツを配ることで周りと繋がるということを基軸にこのプロジェクトは動き始めました。(中略)

上記文章は、「LONELINESS KILLS YOU」デザイナー・三木幸平が今回の展示会開催にあたって発表したものだ。
当初、商品として展開するのではなく、自分自身が孤独に殺されないためにTシャツを作り始めたこのプロジェクトは、知人に作ったTシャツを配ることで、気軽に人に会えない自粛期間の中でも繋がりを忘れないようにしたかったものだったという。
そしてその渦と熱意は次第に拡大し、ついに初の展示が開催される。
今回は、それまでの経緯と初展示にかける思いを、プロジェクト発足当初から三木とタッグを組んで企画や制作に携わってきたプロダクション・STUDIO IKKIが三木にインタビューを敢行。改めてじっくりとその内容を語ってもらった。(インタビュー・文:今城太輔(STUDIO IKKI)・撮影:岡本光樹(STUDIO IKKI))


偶然が生んだ「Re:CONNECT=再接続」


今城:ついに個展が開催されます。どうですか、今の気持ちは。




三木:なんかでも、あれっすよね。今回の開催はいろんな偶然が重なって実現したじゃない。だから(企画が)走り出してから気持ち整えてるとこはある。最初は個展開くって話じゃなかったからね。
そもそもイッキ(STUDIO IKKI)には最初ブランドのPR映像の続編作ってって依頼してたから。でもたまたま開催協力していただけるギャラリーがあるから個展も開こうってイッキに言われて、これは願ってもない話だと思ったし、やるしかないと思って。むちゃくちゃ急だったけどね(笑)。




今城:(笑)。今回の展示にはGyavaさん、ゲストのペリ・ウブさん、STUDIO IKKIと、何かと三木さんと縁のある人たちが集合する形になりました。そういうとこも「CONNECT」感があっておもしろいなと思ったんですけど。




三木:そうだね。ペリ・ウブさんはホントたまたま、彼女の誕生日が近くて連絡取ってて。その直後に個展が決まった。それに、もし個展やるんだったらペリさんと写真展もまたやりたいと思ってたんだよ。だからこれは願ってもないことだと思って声をかけさせてもらって、写真のモデルもPR映像の第二弾にも出演してもらうことになった。だから今回のタイトルは「Re:CONNECT」。「Re:CONNECT=再接続」じゃないですか。また繋がったねって意味も込めて。(三木は昨年7月、ペリ・ウブと合同写真展「Re:nostalgic」を開催。三日間という短期開催だったが300人以上の動員を記録し、大盛況を迎える。今回の写真展はこの二人による第二回目の企画写真展となる)


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三木幸平:ヘアメイクアップアーティスト/デザイナー


このままじゃ孤独に殺されちゃうな、っていうのがそもそもの動機だった


今城:初めてアパレルの個展を開くってことで、改めてプロジェクト始動のきっかけを聞きたいです。そもそも最初は周りの人たちに配る目的でTシャツを作り始めたんですよね?




三木:ちょうど世間がコロナ渦になって、緊急事態宣言だなんだってときに「何かしなきゃ」って。このままじゃまずいなって思ったんだよね、自分が。動けないけど動き出さなきゃなって。そのときに思いついたフレーズが「LONELINESS KILLS YOU」だった。フレーズから先に出てきて。「これ、死ぬな」って。
毎日家からも出れず、仕事もなく、誰にも会わず、じっと家にいて、孤独に殺されてしまうんじゃないかっていうのをリアルに感じて。もちろんそうじゃない人もいるだろうけど、俺はそうだった。で、とにかく何かしなきゃと思って、それで服を作った。「繋がることで孤独を殺す」って意味を込めたコンセプトで。
最初から人に渡すのが前提だったから、それこそステッカーとかでもよかったんだけど、服が好きだから、Tシャツにしてみようって。夏だったし気軽な気もして。で、試しに十数枚作ったんだよ。二十枚ぐらいかな?そんでSNSで「欲しい人いる〜?」って感じで聞いてみたら、けっこう反響があってすぐになくなっちゃった。だからそのときは欲しい人と渡したい人にだけ配れたって感じ。そしたら着てくれた写真をSNSをアップしてくれて、それ見て、ありがとうって感じで。ミニマムだよね。




今城:そういうすごく個人的な動機から始まったプロジェクトがどんどん発展して、商品として発売がスタートするし、個展も開催される。こういう広がりを見せるに至った経緯はどんなものですか?




三木:うん。確かに最初は友達とか知り合いに渡してっていうところからスタートしたものだったけど、続けてくうちに、このプロジェクトはもっと可能性があるなって思って。実際着てくれた人が写真とか撮影してくれて、それを誰かが見て。そこに広がりがあったから、もっとこの輪を広げられるんじゃないかと思ったのと、プラスで自分自身の自己実現に重ねたところはありますね。もっと発信していきたいとか、もっと自分のメッセージを誰かに届けたいとか。そういう部分と重ねたときに、この「LONELINESS KILLS YOU」をもっと多くの人に伝えたいって思ったことがきっかけかな。だからこそ、PR映像を作ったっていうのもあるし。



YouTube動画 :
https://www.youtube.com/watch?v=jypJKDVywaI


PR映像第一弾。出演はGyava。制作はSTUDIO IKKIが担当。




今城:三木さんはこのプロジェクトの他にも「PERISTNIST」のアパレルデザインも手がけていますよね。そういったアパレルブランドのデザインと今回のデザインではどんなところに違いがあると思いますか?




三木:今やってるアパレルブランドとはまったく違うアプローチをしてる。「PERISTNIST」では、コラージュだったり、グラフィックメインの打ち出し方をしてるんだけど、「LONELINESS KILLS YOU」では文字。メッセージを伝えるための文字デザインっていうか、タイポグラフィーを使って服に落とし込んで伝えていくっていう手法を使ってます。だから、他ではできないことをやってるって感じかな。


自分と同じように孤独を感じてる人がどこかにいるのかもしれない


今城:今回、個展の開催と商品の一般発売を通して、三木さんにとってまた新たな出会いがあると思います。三木さんはこの服を通してどういう人たちと「CONNECT」していきたいですか?




三木:なんだろう…例えば、おんなじ気持ちの人っていたんじゃないかって思うし、あの断絶された期間の中で自分と同じように孤独を感じてたり、それが終わった今でも孤独を感じてる人っているんじゃないかって思う。その中でも、ファッションとかアートとか、映像、写真に関心がある人には、少なからず届くんじゃないかなって思ってて。そういう人たちと僕が、アイテムを通して繋がれたらそれはおもしろいし、それこそこのプロジェクトのコンセプトに沿った流れになるなと思ってます。


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三木がプロジェクト発足当初に制作したTシャツ。通称「キルズT」。


自分もSTUDIO IKKIも言ってしまえばペーペーの新人。でもペーペーがペーペーなりに作り込んだものを発信するということはとても大事なことだと思う。


今城:今回の個展は、いわゆるアパレル展示会ってだけじゃなくて、これから撮影するPR映像の続編(個展終了後に公開予定)で使われるセットがそのまま展示会場になってたり、同時に写真展もあったりと、ちょっと実験的なものになってますよね。これについてはどう思いますか?




三木:最初は映像作りましょう、ってとこからスタートしてるじゃないですか、このプロジェクトって。映像とアパレルを連動させるってコンセプトで。そこから始まったけど、なんかやりたいこといっぱいあるし、偶然が偶然を呼んだってのもあるから、じゃあぜんぶやっちゃおうって。そこはもう勢いだよね(笑)。




今城:こういう試みって、別に奇をてらってやろうってなったわけじゃないけど、企画した側からしてもそこそこ変な企画じゃないかなって思うんですよね。でもこれも偶然っちゃ偶然なのかな(笑)。




三木:うん。偶然感は大きい。でも言ってしまえば、俺もSTUDIO IKKIの面々も、まだペーペーの新人じゃないですか。言ってしまえば。でもそこで、ペーペーがペーペーなりにがっつり作り込んだものを発信するっていうのはかなり大事なことかなっていうのはとても強く思ってて。
もちろんそれまでの中でそれぞれがやってきたことっていうのはかなりあるけど、STUDIO IKKIも設立したばっか、俺もプロジェクト始めたばっかで、そういう意味においてはまだひよっこだと思ってるから、そのひよっこどもがこれまで培ってきた技術だったりノウハウを持ち込んで新しいものを作りましょうってことだと思ってるんですよ。だから単純におもしろいものになってほしいし、来てくれた人がおもしろいと思ってくれることが理想。




今城:自分らのこと聞くのは恥ずかしいんですけど、こういうインタビューなんで…。三木さんは僕らのことどう思ってるんですか?




三木:あはは、だよね(笑)。なんですかね…おもろ集団みたいな(笑)。おもろ集団みたいな認識ですけど、合ってますかね?




今城:さすがに感想一言すぎるんでもうちょっと掘り下げていい?(笑)




三木:(笑)。やっぱそれぞれがやってきたことがあるじゃないですか、音楽だったり映像だったり写真だったり。そういうヤツらが新しく映像事業始めるんですよって言ってきたときにめっちゃおもしろいこと始めたなって思ったし、そこに絡ましてもらえたこともうれしかった。そういうヤツらとなんかやりましょうって流れはもう必然っちゃ必然だよなと思う。そういうこれまでの経緯とかぜんぶをひっくるめて、あなたのとこのボス(代表・柴田修平)を筆頭におもろ集団だと思ってます。


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STUDIO IKKI。代表・柴田は最左の金髪の男である。


今城:三木さんは「LONELINESS KILLS YOU」をここからどういったものにしていきたいですか?




三木:トータルのプロジェクトにできたらおもしろいだろうなって思ってます。第一回で映像・アパレル・インスタレーション・写真をやろうってなってるわけで、こっからスケールダウンさせるわけにはいかないよなって思っちゃう。でもその四本柱って結局ぜんぶやりたかったことだし、やりたいことをぜんぶやっちゃおうって企画になってきてると思うから、コンセプトは大事にしながら、三木幸平が自己実現のためにやりたいこと・表現したいことぜんぶを出していくプロジェクトになるような気がしてる。




今城:じゃあ短期のプロジェクトっていうかは、ライフワーク的な感じ?




三木:そんな感じはするなあ。まだわかんないけどね。


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来てくれた時点で繋がりは生まれるから、もう孤独じゃないと思ってほしい


今城:そろそろインタビューも締めに向かいます。来場してくれるお客さんに、どんなことを感じてほしいと思いますか?




三木:かしこまっていうのはなんだか変な感じがするけど、例えばお客さんが見にきてくれたとするじゃないですか。そしたらもう孤独じゃないじゃんって。僕とお客さんで繋がりは生まれたわけだから。すごくラフな言い方だけど、そんなことは思ってる。
今ここでこういう事実があって、展示があって、その展示に来てくれたその人。そこにアイテムがある。それはもう事実だから、それで孤独を殺すというか、繋がりは確かに存在するよねって。別にアイテムを買わなきゃいけないわけじゃない。来てくれただけで同じなんだよね。記憶に残るわけじゃん。展示を見てくれて、写真なりインスタレーションなり映像をみてくれて、こっちが発信したものを受け取ってくれたってだけでもう繋がったと思う。「CONNECT」だから、今回のテーマは。そこにすごく重きを置いてる。




今城:三木さんはどんなことを考えて、今このブランドの服を作っているんですか?




三木:この服を着てくれることで、その人の何かが上がればいいなって思ってる。攻撃力なのか守備力なのか、それはなんだっていいんだけど、そのアイテムを装備することで何かしらのステータスが上がる。そうなってくれたら最高だなって思ってます。
ファストファッションを作ったり、そこと台頭しようと思ってるわけじゃないから、そうなるともっと意味のあるものを作らなきゃいけないと思ってて。だとしたらそこに乗っかるのは気持ちとかストーリー。Tシャツ一枚にしてもこんなストーリーがあるTシャツ、って思ったものを着れることがいいですよね。わざわざ俺の服を手に取ってもらうからには、付加価値を提供したいというか。ストーリーもそうだし、思い出もそう。「展示会に行って買ったな、これ」とかでもいいし。
そういう付加価値がつくことによって、ただのTシャツじゃなくなる。服に対して愛着が湧いた時に、その人にとっての価値が上がると思う。そんなことを思ってほしいなって思っちゃう。




今城:それは言い換えるなら、服にまつわる体験や記憶こそがその人の孤独を殺すものってことなのかな。




三木:その通りです。間違いないです。


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三木幸平(みきこうへい)
ヘアメイクアップアーティスト/デザイナー。ヘアメイクアップアーティストとして多数のアーティストに携わる一方で、デザイナーとしても活動。アパレルブランド「PERISTNIST」、CDジャケットのデザインなど幅広い活動を展開している。
【Twitter】https://twitter.com/_mikidesu
【Instagram】https://www.instagram.com/_mikidesu/




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STUDIO IKKI(スタジオイッキ)
合同会社Rebellionの映像事業部門として2020年6月設立。
他分野から集まった人員により、少人数ながら映像のみならず、音楽、美術なども手がけるマルチ制作プロダクション。ジャンルと予算規模を問わない映像制作を展開。
【HP】https://studio-ikki.asagaya3349.com
【Twitter】https://twitter.com/StudioIkki
【Instagram】https://www.instagram.com/studio_ikki/




気づいてみればなかなかのボリュームの記事になった。
その場にいた全員がオロナミンC割りという謎の飲み物を飲みながら行われたラフなインタビューだったが、ひとつひとつの質問に対して三木は静かに、しかし真摯な表情で答えてくれた。
「自分自身がさみしがり屋」だと笑って言う彼だからこそ、孤独に敏感で、孤独に苦しむ人の感情に人一倍敏感なのだろう。その彼が、今まさに自分と同じような気持ちを抱える人たちと繋がろうとしている。
コロナ渦の「断絶」が生み出したプロジェクトの始まりを、ぜひその目で確認してはいかがだろうか。
【イベント情報】
「LONELINESS KILLS YOU 1st Exhibition -Re:CONNECT」
開催期間:2020年11月13日(金)〜11月16日(月)13:00〜20:00(最終日のみ13:00〜16:00)
会場:gallery PAO(東京都渋谷区神宮前1-14-24 原宿TWビル地下1階)
展示会ではTシャツのほか、新作となるパーカーも展示・販売される。
展示会終了後に、ブランドPR映像の第二弾が公開予定。出演はGyava、ペリ・ウブ。


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展開されるアパレルのデザインイメージ


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