配信元:共同通信PRワイヤー

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【ウィーン2022年6月25日PR Newswire=共同通信JBN】COVID-19陽性の外来患者は、陰性患者と比較して神経変性疾患のリスクが高いとの新たな研究結果が25日、第8回欧州神経学会(EAN)会議で発表された。

デンマーク国民の半数以上の健康記録を分析した同研究で、COVID-19陽性の人は、アルツハイマー病、パーキンソン病、虚血性脳卒中のリスクが高いことが分かった。

研究者らは、COVID-19検査を受けた91万9731人のうち、陽性だった4万3375人はアルツハイマー病と診断されるリスクが3.5倍、パーキンソン病と診断されるリスクが2.6倍、虚血性脳卒中と診断されるリスクが2.7倍、脳内出血と診断されるリスクが4.8倍高いことを突き止めた。論文著者らは、神経炎症が神経変性疾患の発症促進の一因となっている可能性はあるとしつつ、COVID-19の長期的後遺症に科学的焦点を当てることの意義を強調した。

同研究では、2020年2月から2021年11月までのデンマークの入院・外来患者、および対応するプレパンデミック期間前のインフルエンザ患者を分析した。研究者らは統計的手法により相対リスクを算出、結果は入院状況、年齢、性別、併存疾患によって階層化された。

筆頭著者である、デンマーク・コペンハーゲンのコペンハーゲン大学病院(Rigshospitalet)神経科のPardis Zarifkar博士は「COVID-19パンデミックの発生から2年以上経過しても、COVID-19が神経疾患に与える影響の発生や特徴は、未だに正確には明らかにされていない。これまでの研究で、神経症候群と関連があることははっきりしたが、COVID-19が特定の神経疾患の発症にも影響を与えるのか、他の呼吸器感染症と違いがあるのかは、今のところ不明だ」と説明した。

しかし、COVID-19陽性患者は、ほとんどの神経疾患リスクの上昇が、インフルエンザや他の呼吸器疾患と診断された人ほど大きくなかった。80歳以上の患者の中では、COVID-19患者は、インフルエンザや細菌性肺炎の患者と比べ、虚血性脳卒中のリスクが1.7倍高かった。

多発性硬化症、重症筋無力症、ギラン・バレー症候群、ナルコレプシーなど他の神経変性疾患の頻度は、COVID-19、インフルエンザ、肺炎の後も高くはならなかった。

Pardis Zarifkar博士は「こうした知見は、COVID-19の身体への長期的な影響や、神経変性疾患や脳卒中において感染が果たす役割についての理解を深めてくれるだろう」と付け加えた。

ソース:EAN Congress 2022

 

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